高血圧と生活習慣の関係

生活習慣病でもっとも患者数が多い、高血圧。

「生活習慣病」と言われているぐらいですので、生活習慣次第で高血圧は改善できるのです。

高血圧の主な原因は、遺伝的要因・食事・ストレス・喫煙・肥満などの複数要因です。病院で高血圧の治療を受けても、やはり生活習慣改善指導から入ります。投薬を受けている人も、生活習慣改善指導が同時に行われるのです。

高血圧は、すぐに治療できるものではありません。生活習慣改善も投薬も長期にわたり、行っていかなければいけないのです。

今まで繰り返していた、日々の生活習慣を簡単に変えるのは大変かもしれませんが、その生活習慣のために、高血圧が悪化し、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血、腎不全などの、命に関わる合併症を併発する恐れがあるのですから、ゆっくりとでもいいので、生活習慣を見直していくようにしましょう。

生活習慣の改善は下記を目標に据えられています。

・塩分を1日6gまでに抑える。
・野菜や果物、海藻類などカリウムが豊富に含まれている食品を積極的に摂り、バランスの良い低カロリー食を心がける。
・アルコールは、少なめにする。
・睡眠・休養をしっかりととる。
・軽い運動を行い、運動不足・肥満解消につとめる。
・禁煙をする。

高血圧治療の生活習慣改善のほとんどは、普段から健康を心がけるのに必要だとされていることばかりです。

生活習慣改善は、高血圧・高血圧の合併症予防改善だけではなく、その他の病気の予防改善にもなりますので、きちんと行っていきましょう。



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