高血圧の運動療法

高血圧を改善するために、運動療法をとりいれたいけど、どんな運動をしたら良いのでしょうか。

とりあえず、思いつく運動を適当にやったりしてはいませんでしょうか?そんな人は要注意。高血圧に有効な運動療法と、高血圧には危険な運動があるのです。

高血圧に有効な運動療法は、有酸素運動です。例えば、ウォーキングや水泳ですね。

有酸素運動は、血行を良くし血圧を安定させる効果がありますので、1日30分程度、無理のない程度に有酸素運動をすることをお勧めします。1日30分なんて時間、取れないよ!という方は、日々の生活に有酸素運動を取り入れてみましょう。

例えば、買い物に行くのに、車ではなく歩きで行く。通勤時、1駅分歩いてみる。このように、毎日の生活に組み込んでしまえば特別な時間を確保しなくても十分に有酸素運動は出来ます。

比較的自由な時間があるならば、ウォーキングよりも膝にやさしい水泳にチャレンジしたいところです。

水泳も、クロールで50m!のように本気を出すのでなく、プールの中でウォーキングをするだけでも、水の抵抗とあいまって有効です。

更に、有酸素運動のいいところは、高血圧の原因の一つでもある肥満の解消に役立ちます。

さて、高血圧の方が行うと危険な運動は、無酸素運動です。ダンベル上げや、腕立て伏せ、腹筋などです。急激に運動抵抗を与えると、血圧が逆に上昇し、合併症である心筋梗塞や脳出血などの発作を引き起こしかねません。

このように運動療法は、運動をすればいいものではありませんので、どんな運動をしたらいいのか、どれぐらいしたらいいのか、続けられるかをしっかりと判断し、行うようにしましょう。

また、高血圧の状態によっても運動療法を行っていいか変わってきます。運動療法を行う前に、病院で医師としっかり相談するようにしてください。



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