高血圧改善の食事療法

高血圧改善に一番大事な食事療法。高血圧改善は食事療法なしでは語れません。

では、食事療法を行う上での注意点は何でしょうか。

まず、第一に塩分を控えること。高血圧にとって塩分は大敵です。基本は1日6gに抑えるのが理想と言われています。でも、塩分を抑えると味が薄くなる・・・そう思うのが普通です。そんな時は、汁物であればカツオブシや昆布で出汁を十分にとったり、焼き物であれば、レモン、酢・コショウ・カレー粉などの調味料を加えたりと、味が薄くならない工夫を積極的に取り入れましょう。

ラーメンやうどんなどのスープを飲み干してしまうなんてことはしてはいけませんよ!

次に、カロリーを抑えることも大切です。

塩分を抑えても、油物や甘い物を多量に取っていては、台無しです。高血圧患者の6~7割は肥満というデータもありますから、食事療法に於いてカロリーを控えることは重大なポイントになります。

カロリーを抑えるため、揚げ物や甘味は控え、インスタント食品や出来合いのものもなるべく控えましょう。インスタント食品や出来合いのものは、カロリーが高い上に塩分が多いです。味重視ですからね。

どうしても甘いものが食べたいようなら、果物を食べるようにしましょう。

そして、カリウムが含まれた食材を中心にバランスの良い食事にすることも大切です。カリウムは塩分を排泄してくれる作用があるので、積極的に摂取してください。カリウムが多い食材は、ジャガイモ、ほうれん草、白菜などの野菜類、りんご、バナナ、メロンなどの果物類です。更に、昆布やワカメ、メカブなどの海藻類や玉ねぎも高血圧に効果があると言われています。

どれも、高血圧にとっても、健康にとって大切な食事療法です。

食事療法以外にも、運動療法、生活習慣改善を行い高血圧を改善していきましょう。



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