高血圧のメカニズム

高血圧っていわれたけど、高血圧ってどんな病気なんだろう?

高血圧は、血圧が高いこと。それはわかりますよね。

この血圧ですが、血管に血液が流れる圧力をいいます。心臓から血液が送り出す時の収縮期血圧、いわゆる上と呼ばれる圧力と体内を巡った血液が心臓に戻ってきた時の拡張期血圧、いわゆる下と呼ばれる圧力を測定したものです。

では、高血圧のメカニズムはどのようなものなのでしょうか。

高血圧は、腎臓病などの病気が原因で起こる二次性高血圧と遺伝的要素・食事習慣・生活習慣などの複数要因が考えられるメカニズムがはっきりしていない一次性高血圧に分類されます。

腎機能低下や、脂質過多・塩分過多などが原因で、血液の流れが悪くなるため、血液を流すために心臓がより強い力で、血液を送り出します。これが慢性化すると、血液を強く送り出すことで、血管が圧力に耐えるため厚くなったり血管がもろくなる動脈硬化が起こり、それが原因で血流がわるくなり、更に高血圧になる。

このようなメカニズムで、徐々に高血圧は悪化していきます。

更に、高血圧が悪化していくこのメカニズムは、死亡率の高い合併症を引き起こす可能性があります。動脈硬化が進み、血栓ができたり、動脈瘤ができ、血管が詰まって心筋梗塞や脳梗塞が起こったり、血管が破裂してしまい脳出血などを起こしたりと、大変危険です。

自覚症状がほとんどないと言われ、放置されがちなこの高血圧。高血圧のメカニズムを確認していただくと、放置することがどれだけ怖い事か判るかと思います。

危険な合併症を引き起こさないためにも、病院で治療をちゃんとうけ、食事改善・生活改善を行い高血圧改善につとめましょう。



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